俺は、布団を被っていると
千花が俺に向かって
「翼。高橋君達にあの態度はないよ。
特に高橋君は、本当に翼のことを
心配してくれたんだよ!?
なのに……あんな酷い言い方をして。
おばさんだって、凄く心配しているんだよ!!」
文句を言ってきた。
「……。」
「ちょっと翼。聞いてんの!?」
すると布団をめくろうとしてきた。
手を伸ばそうとてきたので
その前に強引に千花の手を掴んだ。
何だよ……千花まで
俺に指図するのかよ……?
「キャアッ!?」
千花は、驚いて悲鳴をあげた。
布団から出てきた俺は、引き寄せギロッと
睨み付けた。



