「あ、かれんおかえりなさい。
4月から引越しすることになったから。」


失恋のショックに耐えながら、
家に帰ったら、衝撃展開。


「はい!?なんで!?」


「おばあちゃんの身体がよくないみたいで、前の家に戻るのよ。」


「おばあちゃんは心配だし、前の家は居心地が良かったけど友達もいるし…」



困惑する私を見越していたのか、お母さんはフッと鼻を鳴らしニヤリと笑った。



「引越したら・・・共学校よ?」


な、なんですと!?

男子が同じ教室にいて、
隣の席の子と恋が始まって、
先輩に口説かれる、

共学!!!?



「わかった!!!!!」



こうして私は何も考えず、OKを出してしまった。


新たに始まる恋の予感と、大きな期待を胸いっぱいに抱えながら。