私の世界に色をつけて



それからは何事も無かった




でも、事件は起こった






それは中2になった春に起こった





あともう少しで夏になる!プールに行ける!なんてことを考えてる時だった







「…!」




右目に、丸い、白い、モヤがかかった




「ん…?なんで…?」



そのモヤは、消えない




視界のど真ん中にあるため、なかなか物を見られない




このままじゃ大変だと思って目をこするも何も変わらない




私はとりあえず、様子を見ようと誰にも話さずそのまま放っておいた




この時の判断が、もう少し違っていたら、今の私は、色がついた世界にいれたのかもしれない