私の世界に色をつけて



「ほんとさー!色華は無自覚天然美少女だから困るのよね!!」



この隣でうるさい人誰か連れてってください笑




今は午前の授業も終わってお昼休み



多分、弁当を頬張りながら愚痴り中



てか、無自覚天然美少女ってひどくね?笑笑




「私は無自覚でも天然美少女でもありませーん!」



「ほらぁ!!!この!この!!こんの!!!言い方がぁぁぁ!!」



「う、うわぁ!!無理!来ないで!!」



うん、絶対襲いかかろうとしてる!




私は手探りで急いで教室の中を逃げ回る




「ちょ、おい!松岡!前園を走らせるな!危ねーだろ!」







この声は…



「あ!そうだった!色華!走んなくていいよ!ごめんね!追いかけて!」




お礼、言わなきゃ




私はそのまま手探りで歩き、あの声の主の元へ歩いた





「幸田くん!ありがとう」



「うん、ほんと前園って凄いよね、よく俺ってわかったね」



幸田くんは少しクール…


いや、桜田くんがうるさいだけ…?笑笑



わかんないや笑




そして午後の授業




「ねぇ色華〜…6時間目に体育とか先生ぜってぇ鬼だよ…」



「まぁまぁ、ほら、行こ?」



「う…そんな上目遣いで言われたら女でも惚れるわ…」



「やめてくださいwww」



なんて言いながらまた、棒をつんつんしながら体育館に向かった