「確かにわしは千佳の知ってるじいちゃんじゃない。」




私はごくりと息を呑んだ。





「なんせ、あんな危機にさらされながらも見事閻魔を手懐け、またこうして娑婆の空気を吸っているわしは化け物かもしれんからな!!千佳の知ってるじいちゃんじゃないな!!!」







なんかムカつくなオイ………








「ふざけるな!警察呼ぶぞ!」





私が携帯を取り出すとじいちゃん(仮)は慌てて私に静止の声をかけた。







「すまんすまん。分かった。ちゃんとどういう事か話すから。」






じいちゃん(仮)はその場にどかっと胡座をかいて座った。

私もなんとなくつられてその場に正座した。