あの時、私が顔をうずめようとした瞬間、 私のスマホの着信音が鳴った。 …桃音からの電話だった。 「あ、もしもしっ?? あの、さっきはごめんね!急だったよね!実は、さっき陽斗くんにサッカーの試合を見に来てって誘われたから、一緒に見に行かない?」 …断れなかった。 桃音は私のため、という設定で私を誘った。 でも、結局はそれは自分のためで…。 けど、ここで断ったら桃音がどうなるかわからない。 陽斗くんとの関係を阻止できるのは… 私だけ。 「うん、喜んで行くよ」 そう言うしかなかった。