「前から少しだけ気になってたんだけどね、私巨のこと好きかも。」 購買に行く途中、愛理があたしにそう言った。 「そっか...っ。いいと思う、応援するっ...よ。」 少しだけ声が震えた。でも、愛理は何も気にせず、 「ほんと?!ありがとう!」 愛理のその顔を見たとき、心臓がなぜか痛かった。 それに、上手く応援できなかった自分はなんでなんだろう。