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「はぁ、…ぁ…、は」






ふと、後ろを振り返る。追いかけて来てくれないかななんて、期待するだけ無駄だった。彼は、…テツは追いかけて来てくれなかった。






「は、はは。やっぱり、私なんか……っ、」





今頃テツと、愛梨…ちゃん?は何をしてるのだろう。私が作ったご飯を、仲良く食べてるの…かな…?手紙…、読んでくれたかな…?



ポタ、ポタポタポタ

ザーザーザー



雨の音で、、私の涙の音が聞こえなくなった。