二人とも、真っ赤。
私は、奏を見た。
奏も、私を見た。
がっつり目が合った。

私は、訳も分からず、笑った。
とにかく奏の笑顔が見たかったから。
すると、奏も笑ってくれた。
奏を、ずっと守れますように。
二人で、笑い合った。

翌日の朝。
私は、奏との集合場所に行った。
桜の舞い散る中、一人の人影を見つけた。
そう、奏がいた。