そう誓ったんだ。

ぱっ。
唇を離したあと、私は
「奏、お誕生日、おめでとう」
と、言うと奏は
「ありがとな。大事なものが見つかったよ」
私を抱きしめてくれた。

「うん」
「俺、桜を信じるよ。何があってもさ」
「私も、奏だけを信じる」