奏は突然、抱きついてきた。

「か、奏」
「ずっとこのままが良いのにな」
「え?」
ドキッとした。
そんなこと、初めて言われた。

奏、離れるのが惜しいんだ。
かわいい♪
私はそう思いながら、抱きしめ返してあげた。
「私もだよ」