「藤原さんは知らないだろうが私は、あなたに心の底から愛しているんだ。 はじめて会ったときから、あなたは気になる存在だったんだ。 仕事にもひたむきに邁進している姿を傍でみていて私は疲れたときなんか励まされたもんだよ。 藤原さんが頑張っているところを容易に想像できた。 慣れない仕事にも一生懸命な君を好きになったんだ。 どうかよく考えてから結論を出してくれないだろうか。」 そこには副社長の肩書などなく1人の私を好いてくれた男性の姿があるだけだった。