「私は、吉田 成美よ。 有栖川の秘書をしているわ。 何度か顔ぐらいは合わせているわよね。 失礼かなっては思ったけど、あなたの鞄の中に家の鍵と思われるものがあったから 勝手に拝借したわ。 あとは有栖川と私で、あなたの看病をね、していたというわけよ。」 「蓮さん、私の為に。ありがとうございます。」 すると吉田さんは大きなため息を1つ、ついた。