「痛い…怖い…」
切った時はなにも感じなかったのに突然恐怖と痛みに襲われた
私は臆病だ
すると突然雨が止んだ
上を見るとある男の人が傘をさして立っていた
「傘もささないで大丈夫か?風邪ひくぞ」
男の人…
「いや、やめて近づかないで!来ないで!」
私は怖くて怖くて仕方がなかった
なんでこんな夜に出てきてしまったのだろう
「俺はなんもしねぇよ?ただ傘もささないで風邪ひくぞ?」
私はあの事件から男が怖くて仕方ない
「いや、いや、いや!」
「あ、おい!その手!」
彼は私の手に気づいたみたいで驚いていた
そして近くにあったカッターに気づきそれを取った
「何してんだよ!ちょっとこい!」

