「もしかして、その手首の原因が家にある、とか?もしそうなら俺が親に…」
私は彼の手を掴んだ
「そ、それだけはやめて。親は、家は関係、ないから。」
「そ、そっか。それに知らない奴にいきなり口出しされてもなって感じだよな。ごめん。」
「う、ううん。そう、言ってもらえて、嬉しかったから、あ、ありがとう。」
「何があったかは分からないけど、とにかくこんなことは2度とすんなよ!もし、またこんなことしたいと思ったなら1回ここに来い。俺がまた助けてやるからよ。」
そう言って彼はまた太陽みたいな笑顔で笑った
私の目から自然に涙がこぼれた
「あ、ありがとう…」
「おう!」

