太陽と花



今まで男なんて一切信用できなかったのに、なぜかこのときは会って数分しか経ってない彼を大丈夫と思った


「お、おじゃまします。」


彼は私を玄関に入れると救急箱を持ってきた



すごいしっかりしてる救急箱


私が珍しそうに見てるのに気づいたのか


「俺の親医者なんだ。しかも親父の弟も。俺も将来は医者になるんだ。だから手当は安心しろよ?」



そう言って彼は慣れた手つきで包帯も巻いてくれた



「本当は医者になりたくないの?」