ッッ…。なんだこれ可愛すぎだろ。


顔に熱が集まったような気がして腕で顔を隠す。
そしたらまた、顔を傾けて、花が咲いたように笑った。
その顔に見惚れていると、彼女はまたノートにペンを走らせる。


『あなたの名前知りたい!』


それを見せられ、答えようとすると、、


「おーい、席につけ!HRはじめるぞー!」


担任が会議から戻ってきたのか、教卓の前に立っていた。

くそっ、タイミング悪りぃな。


「高嶺さん!またあとで!!」


そう言って、高嶺さんの席を離れ、黒板の前にある座席表を確認しに行く。


「お、」