思い出の中の恋

私はそのまま翔太を見ていた



サラサラな黒髪に、二重の目



「……かっこいい……」


「え?」


と言いながら翔太が振り向いた



「え?」


「かっこいいってなにが?」



と聞いてくる翔太に私は




ーーーえ?え?え?声に出てたの?!


やばいやばい


と内心焦りまくる



「いや、海がね! 海が!!」


「は??海がかっこいいのか?」


焦りすぎてもう何を言ってるのかわからない