それとほぼ同時に窓が開く音がした。





なんで…!?

私、さっき戸締りしたのにーーー!!




目を閉じていても、近くに誰かがいるのを感じる。

いま、真横にーーー



「…っ!!!」



私は決心して、目を開けた。

そして真横にいる何かを勢いよく睨む。


睨んだ先にいたのはーーー



「……!!」



結城くんだった。


金縛りのせいか、声が出ない。


そこに立っていた結城くんは、昼間の結城くんとはどこか違った。