トイレから出ていこうとした知美に声をかけると、彼女はヒラヒラと手を振ってその場を去っていった。
教室に戻ると案の定、結城くんの周りには女子が集っていた。
うわぁ、最悪。
隣の席とかほんとやめたい…
私が戻ってきたのに気が付いたのか、結城くんは何て言葉をかけたのだろうか、周りにいた女子達を退けた。
そして、
「美琴、どこにいたの?遅かった」
「え?」
ムスッとした顔をしながら見つめてくる。
その視線は首元の例の絆創膏の方にもいって、
「…ねえ」
「…っ!?」
ガタッと椅子から腰を上げたかと思いきや、いきなり首の絆創膏を剥がしてきた。

