今日やってきた転校生くんは、高いコミュニュケーション能力とルックスの為か、男女ともからすぐに人気になった。


他クラスや他学年の人たちも見に来る始末。



そして、その転校生くんの席はーーー



「美琴、大変だね、隣がこんだけ騒がしいと」


「…うん」



そう。

私の席の隣なのです。



キーンコーンカーンコーン…



「あ、終わった!帰るぞー!」


「結城、一緒に帰るか?」



下校を促すチャイムが鳴り、クラスの男子が結城くんにたかる。