『天祢くん…。ごめんね。なんか巻き込んじゃって。』



『いや、それよりもお前〇〇企業のローン会社って…。金でも借りてたんか?』




『あ…。うん。親がね』



『これ廉は知ってんのかよ。』



『まだ。今週末話すつもり』


『そっか…。
詮索は、しねぇーけど廉にはちゃんと話しておけよ。』




『うん。ちゃんと話すよ。ありがとう』


『おう。さっ!学校行こーぜ!!!』


初日に送迎していってもらったとき死にそうだったからちゃんとスピードは法定速度で行ってくれる。



『ねぇ、天祢くんは私の送迎したあといつも霧生の方に帰ってんの??』




『いや、土日に帰るよ。こっちに婆ちゃんの家があるから平日はそこで寝泊まりしてんだ。』




『そっか。わざわざごめんね。ありがとう。
じゃあ、今日も3時半でよろしくね。』




『謝んな。お前のせーじゃねぇから。』




『でも、、』




『でもじゃねぇ。女は男に守られろ。』



『はい。』



『じゃあ、3時半な。』



『うん。またね。』


私は、制服のスカートによくスカジャンを着ていたりガルフィーを着ていたり体育の時は腰パンしてたりで


真面目で周りに合わせるよりかは、個性派なタイプで一匹狼。



だから誰も寄り付かない。
寄り付けさせない。
いつからこうなってしまったんだろう。

 

最近なんかは、天祢くんが派手なバイクで送迎してもらってるから



学校では噂になっている。


何故かって?
霧生ってゆー暴走族はかなり有名ならしい。私は知らなかったけど美菜が教えてくれた


だから周りからは
"ビッチ"
"やりマン"



そんな悪い噂が飛び回ってる




でもいいんだ。
今は廉がいる。側に居てくれる。
支えてくれる。

だから私は前に進める。