こんなにも好きで大好きになったこと一度もない。

触れるだけのキスでこんなにもドキドキしたことがない。



『ねぇ、廉。大好きだよ。』



私は無意識に廉に言った。


『っっ。お前……俺のこと煽ってんの?』




『いやっ、そんなつもりじゃっ……きゃっ』


廉が、私の上に覆いかぶさる。



『理性保てなくなる。頼むからこれ以上煽んないでくれ。』

何かされるかと思いきやなにもされなかった。


廉が横たわって理性を抑えてるようだった。


なんか可愛い。
そう思ったのは内緒にしとこう。


それから私は睡魔に負けて寝てしまった。