『うん。ありがとう。本当にありがとう』


『俺も風呂行ってくんね。
ドライヤーここに置いてあるから。』


『うん!ありがとう!行ってらっしゃい』


10分後



『あーあちぃー。でも風呂気持ちよかった〜』


え、早くない??

振り向いて気が付いた。


上半身裸……。


『え、ちょっ、服着てよ!!』


慌てて後ろを向く。

やばい。濡れた髪の毛が余計にエモく感じる。


『なーに照れてんの』


廉に後ろから抱きしめられる。


『今日は婆ちゃんの家だから我慢してやるよ。』


『っっっ///我慢ッ!?!?』


『クククッっお前ほんとおもしれーわ(笑)』

ドライヤーで乾かしながら肩を揺らして笑ってる。

『もぉ!そうやってまたからかって〜〜!!』

むぅ。ふんだ。
でも、ちゃんと手を出さないでくれてる。





『もう夜遅いから寝るか。』


『そうだね。』


見ていたテレビを消して布団に向かう。

『暗くないと寝れない人?少し明るくしとく?』


『どっちでも寝れる〜…』


『んー、じゃあ、明るくしとくか一応』


『わかったよ。』




『久玲愛〜寝たー?』


『そんな早く寝れません(笑)』


『やっぱり明かり消して暗くしよう。』


『はいよ〜』


部屋を暗くした瞬間廉が近づいてきて抱きしめられる。
私も抱きしめ返す。
そして、布団の中お互い見つめ合う。


『ねぇ、キス…しても良い?』


部屋を暗くしたのはこの為かって思ったら
余計にドキドキしてる。



『…うん。いいよ』



触れるだけのキス。
なんて甘いんだろう。こんなにトロケちゃうキス私知らない。