あの電話の次の日お互いいつも通りのメールのやり取りをしていた。




そして、あの電話以来
数日が経っていたから、もういい返事は聞けないって思っていて毎日ドキドキしたり悲しんだりした。




そして、一週間後……



バイトが終わって帰ろうと思ったとき



ピロピロリン♪ 

『今日11時半ごろ、電話しても良いかな?』
 

えっ…!



で、電話⁉



この前の返事、かな?
振られる…のかな?



なんで、こんなに臆病になっちゃったんだろう。



……レンのことが本当に好きなんだ。




覚悟を決めて夜電話する事に決めた。



11時40分。


電話来ないな。
忙しいのかな???



11時55分


🎼♩.¸¸♬•*¨*•.♫♬*☆


『もしも〜し!』


『もしもし!お仕事お疲れ様!』



『クレアちゃんもバイトお疲れ様!
電話遅くなってごめんね💦』



『全然良いよ!!』



お互い緊張してるのが電話越しにでも分かるこの緊張感。



どれくらい2人は沈黙してたんだろうか。


長く感じたこの沈黙の時間はきっとほんの2.3分であろう。


しばらく沈黙が続いたあと、
沈黙を破ったのはレンの方だった。
            


『あの、さ…。この間の事なんだけど、
俺、クレアちゃんの事が好き。だから俺と付き合ってください。』



『えっ…、あっ。わたしもその…好きです!!!こちらこそよろしくお願いします!?』

 
あっ、声裏返っちゃった(照)

    

『ふっ(笑)
可愛いーなぁ。

じゃあ俺らこれから彼氏彼女だね!!なんか実感湧かねーな(笑)』



か、かわいい!?!?



でも廉も同じこと思ってくれてるんだ。



『そ、そうだねっ!私もだよ。』



『今日は、6月…10日か!日付越えてるし。毎年記念日祝おーな!!』




毎年。そんな言葉でさえ凄く嬉しく思う。
今までそんな事言われなかっもんな。




『そういえば、俺の名字知らないよね?
改めまして、如月[きさらぎ]廉[れん]です。よろしくね。』


名字、如月って言うんだ。


『私は、響[ひびき] 久玲愛[くれあ]です。よろしくね!!』