はぁ〜
きょーも疲れたなぁ。
煙草煙草っと。

「天祢くん。ちょっとそこの路地に入ってほしい」


「え?あ、おう。」

「あ、その辺で止まってほしい」


「はいよ」


学校が終わってバイトも今日はないから誰も通らない細い路地に入り煙草を吸い出す。


廉の前では煙草を吸ったことがないから、廉は私が煙草を吸っているだなんて知らないと思う



「煙草……吸ってんのか?」


天祢くんは目を見開いてびっくりした顔でこちらを見つめる。


「あぁ、うん。ちょっとだけね」


「体にわりぃから辞めろ」


天祢くんにそう言われて煙草をとりあげられた


「なんで。天祢くんには関係ないじゃん」


「関係ねぇーけど、廉は知ってんのかよ?あの人は煙草吸う女の人嫌いだぞ」


「え?そうなの?」


じゃあ、辞めようかな。
そもそもそんな好きで吸ってるわけじゃないし

ただなんかストレス溜まったらなんとなく吸ってるだけだし


「それに、どーやって煙草買ってんだよ。未成年だろ?」


「天祢くんだって未成年なのに吸ってるじゃん」


「俺は、知り合いから買ってるんだよ。」


「私は…。バイト先で盗んで吸ってる」


「は?盗んでんのか。なんでそんなこと。」


「べつに良いじゃん。ほっといてよ」


何故か今日は天祢くんにイライラする
多分、自分でも分かってる。やってはいけないことを私はしてるんだって。


正論を言われてイライラしてる自分にでさえイライラしていることも

でも、そうやってやってかないと欲しいものは手に入らないし、お金も無いから
盗むしかないんだよ


みんなには分からないよ


だって、みんな普通に生活してる
色々みんな悩みを抱えてるのは同じだけど、お金は?欲しいものは?みんな買えてるじゃん