「…ありがとう御座います。」



「お茶飲んだらもう遅いし帰りなさい」



きっと他の人からしたら冷たい父親だなぁって思うかもしれないけど、、


お父さんなりに優しく言ったつもりなんだろうなぁ。


あんな事言われたの初めてだもん



きっと、お兄ちゃんともただ意地になって言えなくなってるだけかもしれないね


そんな事を思いながらみんなでお茶を飲んでお菓子をつまんでる



「もうそろそろお暇させていただきます。お茶美味しかったです。ありがとう御座います」


廉は、そう言って私のご両親に会釈をした
本当に礼儀正しくて丁寧語な廉今日初めて見た



「もし、また良ければいらっしゃい」



お父さんの顔をチラッと見るがソッぽを向いている


きっと娘をとられた気分で気持ちが追いついていけてないんだと思う。


私にできる事はなにもない
そっとしておこう



「じゃあ、廉を車まで見送ってくるね」


私は廉と家を出て車までついていった


「なんだかんだ、いいご両親じゃないか?きっと愛情表現が人より不器用なだけだよ」



「うん。そうかもね。」


だとしても、この先ずっと暴力とかはどんな理由があっても絶対に許せないと思う。

嘘をつかれていたことも。




そして、いまの現状が変わらない限り、変わろうとしない限り私は両親のことを許せないだろう。


「ねぇ?廉。わたしいつかお父さんのこと許せる日が来るのかな?笑いあって過ごせる日々が来るのかな?」


「大丈夫だ。きっと来るよ。俺がついてるから久玲愛は、自信持て。」


「うん。分かった。そうだよね、、ありがとう。」