──「好きだ」






瞬間、きつく抱きしめられた。







「俺の横で笑ってる美紅が見たい」






「………………。」







「何があっても、必ず美紅の隣にいる。
一生かけて、大事にする。」







「ッッ、」







「浮気なんて死んでもしない。
後にも先にも俺が愛すのは美紅だけだ。
女に手をあげるのは論外だ。
美紅を守るため以外の拳は握らない。
俺の為に全てを捨ててくれなんて言わない。普通に大学生活送って、普通にバイトして、その日常に俺を入れてくれないか」








「………………。」









「俺の大事な人に、俺の女になってください」