べんきょうのじかん


「大学は行くの!口答えしないでちゃんと勉強しなさい!ごめんなさい先生、こんなところ見せちゃって、ふふふ、気にしないでこの子に勉強教えてやってください」

ガチャ

お母さんはそう言い捨て部屋から出ていった。



って、無理に決まってるだろー!!



こんな状況で2人にしないでください、、、。



「、、、、」



結衣くんはあからさまに機嫌の悪そうな顔をして黙ったまま。


え、、、。
どうしよう、学校の先生でも何でもないただの素人の私がこんな反抗期な高校生相手にどう接したらいいか分かるわけないよ、、、。



「と、とりあえずあっち行こ?お菓子でも食べてさ、それから勉強しよ?」


私はこの最悪な雰囲気をどうにかしたくて慌てて口を開いた。

ってかとりあえずベッドから降りようや、、、。


「は?」


結衣くんはさっきより低い声でそう言い、ベッドから私を見上げた。



え、美し、、、。



バッチリと目があった瞬間、あまりの美しさに、生意気な態度を取られて込み上がっていた怒りが一気に沈んでいった。


白くて艶のある綺麗な肌に、スッと通った鼻筋、形の整った薄い唇に、一重だけど大きくて切れ長の目。

女の子みたい、、、。



私は思わず言葉を失って見惚れてしまった。


その時