天使と出くわした一日があっけなく終わり、次の日が来た。そして、眠気に耐え抜いて何とか午前の授業は終わった。
「はぁー、お腹すいたー。」
「そうだねー」
理恵と一緒に食堂へ行った。とても混んでいたから、人混みが平気な理恵に
「先に買って来て良いよ。私は人がすいたら買うから。」
「うん、分かった~。先に行ってるねー。」
10分くらい経つと人が減ってきた。私が大好きなフレンチトーストが残り一つだったから、急いで買おうと手を伸ばした。すると、横から手がスッと延びてきてそれを取られた。
「あっ、それ私も………」
と、良いかけてまたまたビックリ。あのイケメン、柊(しゅう)がいた。
「あっ、昨日の女の子?また会えたねー」
「あぁ、うん。真央だよ。名前」
「へー、真央ちゃんね。急だけど真央ちゃん、ちょっと来て。」
「うん。」
着いたのは屋上だった。なんだろー
「あのね、昨日、真央ちゃんに一目惚れした。こんなこと、困ると思うけど、付き合ってくれない?」
「うん、よろこんで!」
「あー、良かった。」
あーーーー、付き合っちゃった。駿介は断らないと……連絡先交換してっと。はい、もう完璧。連絡先を交換して、その日はそのまま理恵のところに戻った。そして、放課後
「あのね、よく考えたんだけどね、やっぱり駿介とは付き合えない。」
「そっか、分かった。でも、今度ある桜祭り一緒に行こうぜ?」
「うん!分かった~。」
駿介とは親友でいることを選んだ。