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あの最悪な再会から1週間が経った。
その間に私は4回も兄のところへ訪ねた。
え?行きすぎじゃね?って?
煩いわ。
だってきっとあの人は毎日多大なるご迷惑を(以下略)
それはそうと医者と言うのはやっぱり忙しいようでその4回の間にあいつに会うことは無かった。正直ホッとしている。
けど私は病院に移る計画を諦めてるわけじゃない。どうにか説得させてみせる。
「兄ちゃん来たよー・・・・・・ってあれ、」
居ない。
嘘だろう、あんな状態でもあの人は動くのか。ゾンビかよ。
「お兄さんならカメラ片手に何処かに行きよったよ」
もう何度も挨拶を交わした同室のおじいさんが見兼ねて教えてくれる。
行くって連絡したのに。あの野郎。
こんな広い病院の中を探す気にも慣れず空のベットの前にある椅子に腰をかける。
見ればこの前来た時よりも見舞いの品が増えている。お菓子に漫画にエロ本。
・・・エロ本?誰だよ。
兄ちゃんはこんなの読まないわ。
