目の前で綺麗な雫を流している私の大好きな人。 太陽が泣いているところ、初めて見た。 私は、ギュッと太陽の背中に腕で回して、抱きしめる。 だって、太陽が怯えたような小さな子供に見えて。包み込んであげたいって、そう思ってしまったから。 私は、大丈夫。 太陽のことだもん。 私のことを考えてくれたんだよね? 私、嬉しかったよ。 私のこと考えてくれてるって。 ちゃんと伝わってるよ。 伝わってるんだよ、太陽。