俺は、あの事故で打ちどころが悪かったらしく、病院に着いた頃には、すでに遅かった。 「.....ぅ...ふぇ....っっ」 愛おしい目の前の彼女の可愛らしい垂れ目から、次々と溢れ出る綺麗な雫たち。 「だから、美雨は死んでねえよ。 美雨は、まだ生きてる」 それでも、フルフルと横に首を振る。 「美雨?」 「じゃあ、なん...でっ、ここっっ、」 ...そうだよな。 美雨は死んでねえのに、なんでこの世界がって、思うよな。 俺は、美雨を落ち着かせるように、背中を摩る。