「これが、全部だよ。」 いつの間にか自分の足元にやっていた視線を、恐る恐る美雨の顔の方にやる。 「....っっ、う、そ...」 美雨の顔は、信じられないような顔をしていた。 そりゃあ、信じられないよな。 じゃあ、この世界は、何なんだって話だよな。 お互いに黙ってしまい、シーンとした、この教室が妙に緊張感を高まらせる。 「た、いよ...は、死んだ、の?」 高くもなく低くもない、心地よい美雨の震えた声が、俺の耳に小さく聞こえた。 俺は、そのままコクリと頷いた。