「な....でっ、」 目の前で悔しそうな顔をする最愛の彼女。 「美雨?」 「なんで、いつも太陽は、本当のことを言ってくれないのっ!?」 俺の腕を力強く握りしめながら、そう言った。 「......っ、」 図星だった。 美雨の言う通り、俺は美雨に何も話していない。 ちゃんと話さないといけないのは、わかってる。 わかってるけど.....っ、 それでも、できるなら美雨に話したくない。