「なんか言ったか?」 「ううん、何も言ってないよ。 ありがとうっ」 私は、何もなったように太陽の傍を歩く。 ねえ、太陽。 太陽が、ちゃんと全てを話してくれたら。 私に伝えてくれたら。 もう一度だけ、自分の気持ちを言ってもいいかな? 今度は、避けられても、ちゃんと伝えたい。