「美雨?」 ゆっくりと私の体を離して、私の顔を覗き込みながら、心配そうな声色で言った太陽。 閉じていた瞼を開ける。 すると、重なるお互いの視線。 「........っっ!」 さっきまでの自分を思い出し、恥ずかしさで目を逸らしてしまう。 急に暴れ出して、泣いて、太陽に迷惑かけて.... もう、穴があったら入りたい。 太陽は、私のこの気持ちを見透かすように。