心臓もドクドク鳴ってる。 みんなにも触れられた。 ご飯も食べれた。 頭の中で、大丈夫と話しかけるのに、なかなか落ち着いてくれない私の心。 「美雨っ!!」 私の顔を太陽の両手で包み込むように掴み、太陽と目が合う。 だけど、太陽の顔が歪んで、どんな表情なのかわからない。 目からは、たくさんの留まることのない、小さな雫たち。 次の瞬間。 太陽の顔が近づいてきて、私の唇に生あたたかい何かが重なった。