「あれは、太陽...なの?」 「なんの、こと....言ってんだ?」 本当にわからないと、困惑の表情をする。 だけど、私は自分のことでいっぱいいっぱいで。太陽の顔を認識できるほどの理性は、なかった。 自分が、死んでいるのではないか。 そう思ったら、急に押し寄せてくる恐怖。 真っ黒い闇が私を引きずり降ろそうとしているような...。 「だ、って、太陽...がっっ!!!!」 「美雨っ、?」 私の様子がおかしいのに気づいたのか、私との距離をなくしてくる。