「美雨は、もう少し自覚を持った方がいい」 と、わけのわからないことを言われた。 自覚? なんの? 太陽の言いたいことがわからない。 「じゃあ、帰るか」 机の横にかけてあった鞄を持ち、帰ろうとする太陽。 待って!と、心の中で叫ぶ。 ここで聞かなかったら、きっともう聞けない。 そんな気がして。 ―――グイッ そう思った私の体は、自然と動いていた。