「....て....き....起きて!」 んっ 大きな声に、閉じていた目がゆっくりと開く。 「美雨、おはよう。」 毎日のように効いているその声が、私の頭上から聞こえた。 上を見上げると。 「おはよう、繭」 繭が私の席の前に立って、笑っていた。 「もうお昼だよ? 随分、寝てたね」 もう、お昼? 嘘.....。