これじゃあ、まるで..... ううん、そんなことない。 雨男くんは、私の友達だもん。 好きなんかじゃ、ない。 『美雨は、一人じゃないからね?』 その言葉を思い出し、無性に雨男くんに会いたい衝動に駆られる。 それと同時に何故か、安心する私。 それは、私は一人じゃないと思ったからなのか。 それとも。 窓越しだけど、彼の傍は、太陽と同じ暖かさがあるからなのか。