『欲しいもの

何かある?』


トモが

アタシに聞く


『昨日まで

考えてたけど

珍しく思いつかない』


パーマも

ネイルも

水着も

気分的に

なぜか

のらない


『じゃあ

俺から

プレゼントでいい?』


え?

マヂ?

そういえば

アタシが

欲しいと言えば

トモは

買ってくれたけど

トモからは

初めてじゃん


『何?

何くれんの?』


アタシ



ウキウキ

やっぱり

何歳になっても

プレゼントは



嬉しいじゃん

みたいな


『じゃあ

アソコの店で』


トモが

指差す

そこは

アタシが好きな

某ブランドの店