また

いつもの

生活に

戻った

どうしても

あの

白髪オヤジに

お礼が

言いたくて

仕事が

一段落ついた

トモと

一緒に

あの

病院に

向かった

だけど

病院は

真っ暗で

玄関には

貼り紙が

貼られていた




一身上の都合により閉業致します。




え?

閉業?

アタシ昨日まで

かかってたじゃん

え?



意味不なんですけど

てか

お礼も

言えないじゃん


『トモ』

『仕方ないよ』


アタシは

ふと

頭に浮かんだ


『てか

あの白髪オヤジ

サンタじゃない!?』

『ブッ』

『アタシ

サンタにお願いしたし

トモと仲直りする

きっかけ下さいって』

『そうなの?』

『絶対そうだし!

マヂでサンタじゃん!』

『そうかもね』


夢物語だと

思っていた

だけど

アタシには

どうしても

サンタとしか

感じられない


『アキ

帰るよ』

『うん』