あたし彼女


おかんと

少し

無言で

夕飯を食べる

どんなに

辛くても

お腹が

減ったトコロが

また

腹が立つ

アタシ

神経

太いなぁ

トモに

恋した

ばっかりの

時は

胸が

いっぱいで

ご飯

食べれなかったのに

懐かしいなぁ

おかんが

作った

手羽先を

食べながら

思い出す


『アキ』

『ん?』

『お父さんとの

昔の話していい?』


なんだ

突然

でも

聞きたいかも


『どんなんだった系?』

『ん~運命かな?』


ブッ

50歳過ぎた

おばさんが

何言ってんだ



ウケるんですけど


『何ソレ』

『本当に

そぉ思ったんだって

まぁ

本当だったけどね』


おかんの

いつもの笑顔には

少し

照れが

入って

可愛く

見えた