あたし彼女



家に

入って

誰もいない

玄関に

お邪魔します

エライじゃん

アタシ

案内された部屋は

十代まで使っていた

トモの部屋

テレビと

ベッドだけが

ある

広い

何もない部屋

どことなく

トモの匂いがする

部屋

壁には

昔のバンドの

ポスター

きっと

腹がたったのか

壁を殴った後の穴

なんとなく

おかしい


『あんまり

見ないでよ』

『トモの部屋

なんか嬉しくて』

『も少ししたら

ご飯食べて

ちょっと出ようか』

『うん』


そして

地元の

おソバ屋さんで

ご飯を食べて

日が落ちるのが

早い

もぉ

外は

真っ暗だった