『トモ!』
助手席のドアを開けて
トモの顔を見る
『待った?』
『いっつも
待ってるんですけど』
『ごめんね』
強がる
アタシは
変わらない
本とは
こんな事
言いたくないけど
なんか
言っちゃうんだよね
『今日は
アタシが
ご飯作る』
『えぇ
アキが?』
トモが
びっくりする
でも
びっくりするのも
わかる
アタシ
料理が
出来なかった
でも
トモを
待ってる昼間は
トモに
食べさせたくて
料理の練習
しまくり
ネイルも
やめた
爪なんて
超短くした
指なんて
漫画のように
切り傷
火傷だらけ
恥ずかしいじゃん
こんな傷
見せないけどさ
でも
今日は
練習の成果
トモに
食べさせて
あげるんだ



