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ユラユラと揺れ儚く消えるアノ煙を求めたのは久しぶりで、自分らしくないと吹き出す。



変われるもんなら、とっくに変わってンだよ。



過去に囚われる者は何処の世界にでもいる。

それがただ単に自分だっただけだ。



強く強く瞳を閉じる。思考で巡る【思い出】にはもう吹っ切れたと思っていたのにそう簡単には消えてくれないらしい。



本当に助けが必要なのはオレたちの方かもしれないな。



らしくない事を思いながら青空を見つめる。



「……ムカつくくらいキレー、」



オレの青空はもう見えなくなってしまったから。



「20分だけ…」そう思い意識を夢の中へと飛ばす。



來が眠る夢の中でくらいは幸せで。遠く誰かの願いは青空の下で不思議と響いた気がした。

誰の声なのか。

誰の願いなのか。



今はまだ秘密のままで。



來が再び目を覚ます頃、赤い夕日に染められた街が一望出来るのだろう。