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無理な話ではねぇけど。

今までの依頼よりも楽で簡単な方法。



しかし、メリットを求めるものとして、たかが部活に放課後チョロっと集まっては解散する集団に何のメリットがあるというのだ。



自問自答を繰り返しながらも聞き分けがいいのは、來の優しさだと來自身気づいてはいない。

ただ、人と関わる事が苦手で不器用であった來にとって勧誘と言うのは難題なことだった。



「チッ。やめたヤメタ。…アイツらなら直ぐに見つけんだろ」



誰もいない屋上で横になり、勧誘を諦め瞳を閉じる。



イライラする。

理事長の意味不明の依頼も。

慕ってくる後輩も。

素直に応える自分自身にも。



全てが変わってしまった生活に慣れてしまったのはいつだろうか。

前まで当たり前のように入っていたライターやタバコはどこにもないのにそれを探してしまう。



「あー。クソっ」



何処までも広がる青い空に太陽が左耳につけている多数のリングピアスを反射させ眩しくて目を閉じる。