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この状況では当たり前の反応なのだが、二人以外はそれなりに楽しんでいるから此処に集められた人は相当感覚がおかしい。



「……だいじょうぶ。……絶対。出れる、よ?」



よしよしと霧斗が美咲の頭を撫でる。

目線が同じくらいだが少し角張った手のひらが男の子だなと場違いな事を考える美咲。



そんなことが考えられるくらいには頭を撫でられて安心しているのだろう。


下に幼い弟を持つ霧斗にとっては、こんなの子守のようなものでその行為は日常的なものだ。



「ありがとう」

「…………」

「おい。なんでこっちにも手伸ばすんだよ」



ふにゃりと微笑む美咲の顔によほど気に入ったのか、気分が良くなる霧斗は自分より10㎝背の高い冬馬の方へ手を伸ばす。



「嬉しく、ない?」

「ない。断じてない」

「………そう」



納得はしていないが、美咲が嬉しそうな反応をしてくれたから良いだろうと諦める。